ソニーは7日、約50万曲を1曲につき約1ドルでインターネットからダウンロードできるサービスを
今年米国で開始することを明らかにしました。また、ワイヤレス・ビデオ・スクリーンや、より容量
の大きいMD(ミニディスク)規格も発表しました。
ソニーによると、「コネクト」と呼ばれる同社の音楽ダウンロード・サービスは、ソニー製機器での
み受けられ、料金は、米アップルコンピュータ<AAPL.O>の「Iチューン」やロキシオ<ROXI.O>の
「ナップスター」同様、1曲0.99ドル、アルバム1枚9.99ドルに設定されています。
「コネクト」は今春にサービスを開始。ユーザーは、同社が開発・所有する圧縮技術
「ATRAC(アトラック)3」基準により、自分のコンピューターに音楽をダウンロードするといわれ
ています。その後、音楽は、MDやメモリースティックによる音声再生機能を搭載しているソニー
のオーディオ機器などに移すことが可能になります。
同社は、ユーザーが他社製品でもサービスが受けられることを可能にするべく、今年中にソフト
ウエアを改良し、また、1枚のディスクに最長45時間の音楽収録が可能な大容量MD基準
である「Hi─MD」や、家庭用ブロードバンド・ネットワークからのコンテンツを家庭のどの場所
からも鑑賞可能にする、雑誌サイズの液晶ディスプレー(LCD)フラットパネル「ロケーションフ
リー」なども発表しました。